ワークショップ第3弾 「logi PLANTS & FLOWERS宇田陽子× I to Lautashi」を開催

鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
8月29日(日)には、Lautashiの展示会装花でいつもお世話になっているlogi PLANTS & FLOWERSのデザイナー宇田陽子さんをゲストに迎え、I to Lautashi初のリアルイベント「BONSAI」のワークショップを実施。オンラインでも同時開催した。

鈴木えみ(以下、鈴木) これから早速始めていくんですが、まず器の説明からお願いします。
——— logi PLANTS & FLOWERS宇田陽子さん(以下、宇田) logi PLANTS & FLOWERの別ブランドlife is.で陶器を作っているんですが、今回ワークショップのために穴を開けた盆栽用を作りました。灰釉薬はイベントで使った桜を原料にしています。
今回のBONSAIは、松と多肉植物、溶岩、苔で箱庭をイメージして作っていただければと思います。これだと少し物足りないなと思ったので、流木を付けていて、私はピンクにペイントして入れています。

鈴木 最初はこのままの状態でしばらく楽しんで、飽きたら色を塗ってもいいよね。
——— 宇田 うん。普通の盆栽というよりは、遊んでいただきたいなと思います。

鈴木 宇田さんにはデビューコレクションから展示会の会場装花をお願いしていて、イメージに合わせていつも無理難題に応えてもらっているんですよね。笑 今回ワークショップをという時に「盆栽」というキーワードが出て、私も興味があったけど難しいイメージで育てられるのかなと思っていたから、こういう機会があったら心強いですよねということで決めました。
——— 宇田 今回作るのも育てるのもすごく簡単かなと思います。


鈴木 それでは始めましょうかね。
——— 宇田 ではまず、器の中に銅でできた鉢底ネットの代わりになるものを入れます。虫の侵入を防ぐもので、普通はプラスチック製が多いのですが、今回は銅を選んでいて、銅イオンでさらに虫が入りづらいものになっています。ひらひらの方を上にして、穴の上に置きます。
次は土の通気性をよくしてくれる鉢底石を置きます。
それから、根腐れ防止剤を袋の半分くらい入れます。
その後、盆栽用の土を1センチくらいかぶせるように入れます。
この後、松と多肉植物を配置していくんですが、まずは根に絡みついている土を落とします。溶岩や苔も置くので、それを考えて配置をお願いします。配置が決まったら、盆栽用の土を入れます。この時、松と多肉植物の根の始まりの部分の高さは揃えた方がいいです。全体的に土を入れたら押さえつけて空気を抜き、動かないようします。
できたら、根腐れ防止材を5〜6粒パラパラと置きます。
そして、化粧砂という飾りの砂を入れます。

鈴木 レフ板の役割?
——— 宇田 そう。これは美しく見せるためのお化粧の役割で育てるためのものではないので、私はサンプルを作った時には半分入れましたが、今日の気分的には全体に入れます。
この後は、飾りとして溶岩と苔を乗せます。

いとらー  苔は割いても大丈夫ですか?
——— 宇田 大丈夫です。思う通りに!最後に流木を置きます。

鈴木 斜めに挿してもいいもんね?
——— 宇田 いい。

鈴木 できた、完成!
——— 宇田 盆栽は外に置くのがいいですが、室内だと日当たりのいいところに置いてください。お水は毎日あげてください。
鈴木 下からだーっと流れるくらいね。

——— 宇田 楽しかったですか?
いとらー 楽しかったです。なかなかやることがないので、今回できてよかったです。

鈴木 みんなそれぞれ違う感じでいい!やっぱりリアルイベントは楽しいね。また近いうちにできるように、企画します!


■logi PLANTS & FLOWERS
 コンセプトは「何事にもとらわれず自由な発想で一つづつ ココロニノコルハナの新しいカタチ」
花そのものの強さと、時にはその毒々しさもストレートに表現するクリエイター集団として 空間ディスプレイ、広告撮影、CMなどの装花を幅広く手がけている。 
生花のみにとらわれずグリーン・造花を使用し表現。さらに、これらには全く出せない質感・色に魅了され、ドライフラワーを表現方法の一つに取り入れている。
http://logi.jp.net

■デザイナー 宇田陽子
 
角浩之氏・野村五月氏に師事。
04年に独立しフラワーコーディネーターして活動。06年西麻布にconcept shop『plans&flowers』をOPEN、その後09年 表参道に『logi plants&flowers』をOPEN。2014年、生花が放つ、その時、その瞬間の美しさをずっと見つめていたい!という思いから、ART WORK として新たなブランド『PAVILION!』が誕生。
花そのものの強さと、時にはその毒々しさもストレートに表現するクリエイターとして、空間ディスプレイ、広告撮影、CMなどの装花を幅広く手掛けている。
プロジェクト「life is.」
私達は年間沢山のお花、枝物を使い空間を彩ります。
このいただいた命を最期の灰になるまで使いきってみたいと思いました。
このブランドで使われている灰釉薬は全て私達が仕事で使った植物を原料に使用しています。
生命や生活はバランスが取れている時も取れていない時も常に私たちのそばにある。
あらゆるものは千変万化し、生活の中に溶け込んでいる。
命を与えるものは命だ。
空間を華やかにした草木花が灰になり土や鉱物と繋がり新しい命を吹き込みました。
そんなプロジェクトです。

■「鈴木えみ」
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。

■「Lautashi」
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」
2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com

■「I to lautashi」
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。
インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。
今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。
https://lautashi.official.ec

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