オンラインワークショップ第25弾「I to Lautashi × LAOSI」ワークショップを開催

鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
1月29日(日)には、ワークショップ第25弾として、東京都渋谷区神山町にある、1包から購入できる漢方入門ブランド「LAOSI」より薬膳茶のギフトをご提供いただき、オンラインワークショップを開催。
鈴木えみがお店に伺い、店主で薬剤師の松浦尚子さんに漢方を使ったセルフケアなどについて学んだ。

鈴木えみ(以下、鈴木) 今日は漢方についてみんなで学んでいこうという会です。松浦さんよろしくお願いします。
——— LAOSHI店主、薬剤師・松浦尚子さん(以下、松浦) 私は実家が北海道の士別市で代々100年続く漢方薬局の娘として生まれ、小さい時は苦い漢方が嫌だったのですが、よく効くのですごいなという印象はありました。大学は薬科大学を卒業し、西洋の薬も学んだ上で、やっぱり漢方がいいなということで漢方の世界にまた戻ってきました。

鈴木 そもそも漢方とは何でしょうか?
——— 松浦 漢方は植物由来の「薬」です。西洋のものは化学成分で作られた医薬品なのに対し、漢方は生薬で、木の根や実、貝殻など自然の中で薬効成分が認められた医薬品です。サプリメントではなくお薬なので、きちんとした効果効能があります。

鈴木 漢方との向き合い方について教えてください。
——— 松浦 漢方薬にも副作用や注意事項はあります。日本で一般的に売られているものは中国と比べて入っている成分が少なく、赤ちゃんが飲むほどの量なので、副作用は出にくいですが、飲む人の体質に合っていない場合は下痢や胃痛が出ることがあります。オンラインで買う時には、一度お店で相談していただくのがいいと思います。

鈴木 いとらーさんから質問を募集したところ、凝り、貧血、眠り、むくみ、呼吸、PMS、体温を上げたいなどが来たのですが、意外と原因は共通しているんですよね?
——— 松浦 貧血や眠り、むくみ、PMS、低体温などに関しては、「血が少ない」ということが主な原因です。なぜ血が足りないかというと、だいたいみなさんエネルギー不足です。エネルギー不足の原因は胃腸の疲れです。胃腸が疲れている自覚はないと思うのですが、食後眠くなったりだるくなる方は胃腸が疲れているサインです。なるべく消化の良いものを食べていただき、小麦類、サラダ、フルーツなどの消化に悪いものを少なくすると、胃腸が動き出して血を作り、代謝のエネルギーや熱が産生されます。

鈴木 メンタル系のお悩みについてはどうですか?
——— 松浦 体質によって原因は様々なんですが、浮き沈みが激しかったり、不安感が強い方は、やっぱり「血が足りていない」ことが多いです。胃腸を元気にすると、エネルギー=気が出てきます。血はきちんと作り、めぐらせるのがすごく大切です。

鈴木 忙しくて理想的な食事が摂れない時やコンビニ食が続く時は漢方を飲むのが良いですか?
——— 松浦 漢方は食事でできない部分をサポートするものです。まずは食事の選択肢を変えることから始めて、どうしてもという時に胃腸の消化を助ける漢方を1週間分くらい飲むと良いです。

鈴木 胃腸のサポートをしてくれるおすすめの漢方はありますか?
——— 松浦 「捕中益気湯」エネルギーが足りない方用の胃腸を整えるものです。「六君子湯」胃腸が動かないとお水が溜まりますが、それを取りながら胃腸を動かすものです。「半夏厚朴湯」ストレスが溜まると胃腸が硬くなるので、それを緩和しながら胃腸の働きを良くするものです。

鈴木 漢方は顆粒タイプが効きやすいなどはありますか?
——— 松浦 漢方薬はもともと煎じ薬で、植物を煮詰めたエキスを飲んでいただくのが本来の飲み方です。それを乾燥させたタイプがドラッグストアなどで買える顆粒タイプです。効き目でいうと、1番が煎じ、2番が顆粒、3番が錠剤です。煎じて飲むと11回、顆粒だと13回は飲まないと量が少ないです。
※煎じ薬の飲み方などはLAOSIで取り扱っているメーカーさんの用法になりますので、本格的な煎じは一日3回の場合もあります。

鈴木 みなさん、まずは食事をなるべく消化に良いもので胃腸を整えて、めぐりをよくして、過ごしましょう。松浦さんありがとうございました。

 

LAOSI
漢方は、統計の医学です。
より現代的に、シンプルに。分かり易く伝え、生活に取り入れてもらうこと。
それがLAOSIの使命です。
https://instagram.com/laosi.ph
https://humane.jp/collections/laosi

【松浦尚子】
北海道生まれ。実家の漢方を取り扱う薬局に生まれ幼い頃から漢方薬が身近な環境で育つ。昭和薬科大学卒業後は渡英し音楽活動する。帰国後実家の薬局や、病院、調剤薬局勤務。
実家での漢方セミナー等に参加し漢方を勉強。養生や漢方をもっと沢山の人に知ってもらいセルフケアの大切さを伝えていきたいと思いLAOSI店長として活動中。

鈴木えみ
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。

Lautashi
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」
2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com

I to lautashi
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。
インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。
今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。
https://lautashi.official.ec

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