オンラインワークショップ第24弾「I to Lautashi × かずまる」ワークショップを開催

鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
12月17日(土)には、ワークショップ第24弾として、子育てにまつわる発信で世のママたちから絶大なる共感を得ている「かずまる」さんをインスタライブのゲストにお迎えし、夫婦関係や子育てについてマシンガントークを繰り広げた。 

鈴木えみ(以下、鈴木) 私は実はプライベートや子育てについてじっくりお話をする機会がないので、楽しい回になるんじゃないかと思っています。
かずまるさんのインスタアカウントは、いつから発信を始められたんですか?
——— かずまるさん(以下、かずまる) 2年くらい前に投稿を始めました。4歳の娘がいるんですが、ママが日頃向き合っている育児を自分でやったら、夜泣きがひどかったり、すごく大変だったんですよね。その中で、Twitterで他のお母さんの投稿を見てみると、世の中のお母さんたちも同じように思っているんだなというのがわかって、自分の言葉で何か変えられないかなというのがきっかけで発信を始めました。

鈴木 普段は会社員をされているんですよね?
——— かずまるさん そうです、朝から夜まで働いているサラリーマンです。家族が寝ているときに朝4時くらいに起きて、毎日投稿しています。

鈴木 かずまるさんの投稿で世の中のママたちがすごく救われていると思います。共感してくれることって何より気持ちが楽になると思うんですよね。
2年やってきて実感していることや何か次のステップみたいなところはありますか?
——— かずまるさん 「パパなのにすごいですね」などとよくお褒めの言葉をいただくんですが、お父さんとお母さんが同じ立場で子育てをしていく中で、すごいことをしているわけではないのに、コメントやDMで称賛される声が自分としては少しモヤモヤします。それが当たり前だよねという世の中になっていけば良いと思っています。

鈴木 「パパなのにすごい」は私もずっとモヤモヤを感じていて、うちの場合はお料理と朝の子どもの送りがパパ担当で、それ以外は私という役割分担なんです。その話を周りの人に話すと、項目としてわかりやすくてインパクトがあるみたいで褒めてもらえる。でも、それをお母さんに置き換えても褒められないことなので、なんだろうこのずるさは?とモヤモヤするんですよね。
——— かずまるさん そうですよね。

鈴木 それって社会問題だと思うんですけど、パパが休暇を取るシステムが浸透してきたのは最近だと思いますし、ママがおうちのことをやる、パパは働いて土日はゆっくりできるという固定概念がいまだにあるのかなと思います。そこの差をなくしていこうとすると、大きな話になってくるのかなと思って。社会が全体的に変わらないといけないですしね。
——— かずまるさん えみさんのおっしゃる通りで、2年やってきて「女性の気持ちを共感してくれることはわかった」、ここからは「夫と同じ方向を向いて子育てをしていくためにはここをどうすれば良いですか?」というフェーズに来ていると思っていて、どうしていこうかなと模索中です。

鈴木 私はたまにかずまるさんの投稿のリンクを無言で夫に送ったりするんですが、何もレスポンスはないですね笑
——— かずまるさん 同じように旦那さんに送りつけてますという他のママさんもいるんですが、逆効果じゃないかな、比べられたらどうなのかなという心配もあります。

鈴木 やっぱり子どもと接している時間の長さに差が出てくると、長く接するママが先に子どもの気持ちをわかっちゃうからママがやったほうがスムーズという風になっちゃうんですよね。
——— かずまるさん 本当に難しいですよね。

鈴木 できるだけ子どもとコミュニケーションを取ってもらうのが良さそうなのかな。そうすると自分がどう立ち回ったら良いのかわかってくるのかな。
——— かずまるさん そうですね。あと、夫婦関係や女性側の気持ちは普通の義務教育で習う機会はないじゃないですか。少しでも学べる機会が増えてくれば変わってくるのかなと思います。

鈴木 うちの場合は、不満があるときはすぐ言うようにしています。言葉に上手くできなくても、なんか私はイライラしていますというのを伝えるようにしていますね。
——— かずまるさん 自分はえみさんと同じタイプで、わりとすぐ話し合って解決したいタイプなんですが、奥さんが冷静になってから解決したいタイプなんですよね。そこを理解するようにしましたね。

鈴木 全く同じことを言ってるのにこちらが言っても伝わらないけど、先輩から言われると入ることってあるじゃないですか。たまに言いたいことを彼が聞き入れそうな人に言ってもらうという手法もあるし、第3者に見立てて「ちょっと聞いてください、最近悩みがあるんです」という入りで「うちの夫が〇〇をやってくれないんですよ」と彼に言うのも使えます!笑
——— かずまるさん 確かに良いですね。先日パパ側にママにわかって欲しいことアンケートをしたら、良かれと思ってやったときにやり方やタイミングが違って指摘が入ると「俺の存在意義は、、、」となってしまうという声がすごく多かったんですよね。なので、良かれと思ってやったときはお手柔らかに見てもらえたらと思います。

鈴木 そっか。でも、そんな余裕ないんだよね苦笑 見て学んで欲しいと思ってたな。こっちも初心者だし、私は監督じゃなくてチームメイトだけどって。
男の人にはどう言うのが効果的なんでしょう?
——— かずまるさん 僕のおすすめは、「3分後にちょっと話があるんだけどいい?」と前置きを置くんですよ。そうすると聴くモードになるので、冷静な感情で話すと聞く耳を持ってもらえるんじゃないかと思います。

鈴木 なるほど。ちゃんと相手に刺さるタイミングを作ると言うことですね。
——— かずまるさん 結局同じことの繰り返しなら、伝え方を変えてみても良いんじゃないかと思います。

鈴木 例えば3分とかの習慣をつけて、お互い今日1日の中で相手に対して一つ褒めて一つ注意や嫌だったことを言うというのも良いかもしれないって思いました。
——— かずまるさん めちゃめちゃ良いですね。

鈴木 夫婦ずっと仲良しで居たいよね!がんばろうね!かずまるさん、また第二弾もぜひお願いします。ありがとうございました。

 

【かずまる】
子育ては、しあわせの連続だ。
でも、幸せだけじゃないのが孤育てだったり。
「ママのウラ側」を本音で書きつづける28さい父親。
ママを大切にしたくなる考え方、日本代表。
https://instagram.com/kazu_maru5

鈴木えみ
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。

Lautashi
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」
2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com

I to lautashi
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。
インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。
今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。
https://lautashi.official.ec

POST TAGS
I to Lautashi