「Ito lautashi × 陶芸家・竹村良訓」ライブ対談 鈴木えみが箸置き作りに挑戦!

鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
9月27日(日)には、Lautashiでコラボしたこともある陶芸家・竹村良訓さんのアトリエに鈴木がお邪魔し、作品についてお話を聞きつつ、コミュニティメンバーにプレゼントするための箸置き作りに挑戦した。

鈴木えみ(以下、鈴木) みなさんこんにちは。今日は千葉県松戸市にある竹村良訓さんのアトリエにお邪魔しています。いろいろな作品を見せてもらいながらお話を聞かせてもらいます。早速見せてもらいましょうか。
——— 陶芸家・竹村良訓さん(以下、竹村) この部屋は、製作場所兼教室です。隣の部屋に窯があって、ここは釉薬をかけるスペースです。

鈴木 竹村さんの作品はカラフルなのが特徴ですよね。
——— 竹村 焼いて初めて発色するし、原料として色味のものを入れているわけではないんですよ。

鈴木 調合するときはどういう感じでやるんですか?
——— 竹村 テストを繰り返すんですよ。いろんな原料を混ぜて、色や艶の変化を見ます。これがなかなか成功しないので時間がかかります。実験が好きなので、それが作品になっています。

鈴木 陶器づくりは何年目ですか?
——— 竹村 20年くらいやっています。大学のサークルで始めて、好きが高じてここまでやっているんですけど、好きなものを今でも作れているので飽きないですね。まだまだいろんな技法も増やしていきたいという感じです。

鈴木 ここに出来上がっている作品が何百点とあって、お取引されているお店の方が見にいらっしゃるんですよね。
——— 竹村 そうですね。ここにセレクトをしに来てくれます。僕の作風は1点もので自由に作っているので、全部違うんですよね。

鈴木 私たちも何度もここにお邪魔させていただいているんですけど、来るたびにあれも欲しいこれも欲しいってなってます。最近インスタにもアップされていた漢字シリーズがすごくかわいいんですよね。そして、竹村さんが今年に入ってハマり出した手法というのが練り込みですね。
——— 竹村 練り込みは粘土自体に色をつけて、ろくろを引いてスパイラル模様になっていたり、まだらな大理石のような模様になる技法です。

鈴木 作風は変わったりしましたか?
——— 竹村 今の僕の作品はカラフルなものが中心ですけど、それは6〜7年前くらいからで、初期は渋いものを作っていました。それから今は、一つひとつ買ったら大事にしてもらえる同じものがないものを中心にしています。

鈴木 これからこれを作ってみたいというのはありますか?
——— 竹村 来年の予定が決まり始めていて、お花関係の方とコラボで何かを作ろうと話しているんですが、彼女がおもしろいイメージを持っているのでそれが楽しみですね。
鈴木 Lautashiでもまたお願いします!ということで、今日は練り込み技法で私でもできるものがあると教えてもらったので、作ってみて上手にできたらみなさんにプレゼントしたいと思います!
——— 竹村 それでは、やってみましょうか。

★鈴木箸置きづくりに挑戦

鈴木 今日はなるべく多く作れるように小さい箸置きにしようと思ってるんです。なので、面積が小さいからいろんな色を何色も混ぜるより、白と黒だけで行こうと思ってるんですけど。ちょっとだけ、青グレーも入れようかな。みんなはどっちベースがいい?
——— 竹村 好きな分量で粘度を混ぜるんですけど、やりすぎると1色になっちゃいます。これはタタラ作りというやり方です。

いとらー コメント 白ベースがいいです。黒ベースがいいにも1票。
鈴木 じゃあ両方やろう!まずは、白多めで。あれ?黒がどっかに行っちゃった。どうしよう…
全然かわいいのができなかったら。笑
——— 竹村 練り込みは自然な色が出るのでおもしろいですよね。

いとらー コメント えみさんが作るなら何でも嬉しいです。
鈴木 本当?本当に喜んでくれる?

いとらー コメント 一緒にやりたいです。
鈴木 そうなの!年内にみんなで体験ができるように企画しているので、一緒に来ましょう!

——— 竹村 まだやってないけど、このマーブルでカラフルバージョンを作れたらなと思ってます。
鈴木 またLautashiとコラボしてくださるとなった時、みんなは何が欲しいですか?
——— 竹村 練り込みいいよね。
いとらー コメント 食器、コップかお皿系、アクセサリー置き、花器、醤油皿、写真立て、豆皿

鈴木 この後、白ベースと黒ベースもう一回ずつやって出来上がりをFacebookにシェアしますね。全員分は難しいですが、応募の先着順で焼き上がったタイミングでお送りします。引き続きかわいいの作ります!ありがとうございました。
——— 竹村 ありがとうございました。


■竹村良訓
2003 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科(木工専攻)卒業
2005 東京芸術大学大学院 保存修復学科(工芸)終了
木工と漆芸を学びながら陶芸に出会う。文化財修復を修め、古陶芸の研究・復元制作も努めながら、漆芸技法の応用による、陶磁器・漆器修復にも携わった。現在は、陶芸家・修復家として活動する傍ら、2008年に開設した陶房「橙」で指導も行っている。

■「鈴木えみ」
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。

■「Lautashi」
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」
2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com

■「I to lautashi」
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。
インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。
今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。
https://lautashi.official.ec

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