ワークショップ第12弾「I to Lautashi ×三浦由貴」オンラインワークショップを開催

鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
8月29日(日)には、ワークショップ第12弾として、海外の靴を日本に輸入販売するシューズインポーターGMTのPR三浦由貴さんをお招きし、レザーシューズやスニーカーのケアについてレクチャーしていただくオンラインワークショップを開催した。

鈴木えみ(以下、鈴木) みなさんこんにちは。今日はレザーケアについて教わろうという回です。よろしくお願いします。
——— 株式会社GMT・PR三浦由貴さん(以下、三浦) よろしくお願いします。

鈴木 まずはキットの説明をお願いします。
——— 三浦 はい、まずはブラシが2種類。茶色い柔らかい毛の方が馬毛で汚れを落とすブラシ、もう一つの黒い硬い方が化繊で最後にクリームを伸ばす時に使います。次にステインリムーバーは、つるっとしたレザーに使ってください。スエードなど起毛のレザーや特殊なレザーには使えません。デリケートクリームは仕上げのクリームです。布はリムーバークロスで、ステインリムーバーを拭き取る時に使います。今回お送りしたのはR&Dというシューケアグッズを作っている会社が出しているモウブレイというシリーズです。

鈴木 少しレザーのお話をお願いします。
——— 三浦 実はレザーの中には水分が18〜23%入っています。なので、ずっと放置しておくと、水分が抜けてカラカラになってしまいます。スキンケアをするような感覚でケアしてもらえると、それだけ長くキレイに使っていただけます。

鈴木 それでは、さっそくレザーシューズのケアを教えてください。
——— 三浦 まずはブラウンのブラシでほこりを落としていきます。特に際の部分やステッチが入っているところに汚れがたまりやすいので、しっかり落としてください。次にクロスにステインリムーバーを付けて汚れを落としていきます。ステインリムーバーは分離しているので、よく振ってから使ってください。顔を洗う時と同じようにあまり強くこすらずに、円を描くようにやさしく拭いてください。

鈴木 ウエットティッシュで拭くのはNGですか?
——— 三浦 NGです。アルコールが入っていて余計に落としてしまうので、良くないです。

鈴木 これはいくらでも時間をかけてできそうですね。
——— 三浦 今、汚れや古いクリームが落ちている状態です。洗顔でいうと顔を洗って少し突っ張っている状態なので、次に化粧水を入れていくイメージです。デリケートクリームを塗っていくんですが、水分が多いクリームなので、布を使うと布の方に染み込んでしまうので、指につけて全体に塗っていきます。量は少しで大丈夫です。次に化繊ブラシで全体的に伸ばしていきます。仕上げにクロスの汚れていないところを使って、余分なクリームを落としていきます。

鈴木 ちゃんとケアをすると、キレイに大事にしようという気になりますね。
——— 三浦 そうですね、特に革製品は思い入れが強いと思うので。スキンケアと同じでマッサージするようにブラシをかけていってもらうと良いです。

鈴木 どれくらいの頻度でケアするといいですか?
——— 三浦 使う頻度にもよりますが、靴は1ヶ月に1回、革小物やベルトは3ヶ月〜半年に1回くらいがいいです。

鈴木 番外編としてスニーカーのケアを教えてください。
——— 三浦 もちろん丸洗いした方がいいんですが、つま先や横のラバーの部分を磨くだけでもキレイに見えるので、試していただきたいです。使うのはメラミンスポンジとステインリムーバーです。メラミンスポンジにステインリムーバーを付けて汚れをこすっていきます。水で落ちない汚れが、これだと落ちます。

鈴木 これはいいことを聞いた!子どもの靴にもいいかも。すごくキレイになる。
——— 三浦 リムーバーが汚れを落としてくれて、メラミンスポンジが汚れを付着させて絡め取ってくれるので、すごく落ちやすいです。磨き終わったところはティッシュなどで拭き取れば完璧にキレイになります。

鈴木 よし、私はスマホバッグとお財布も磨こうっと。
——— 三浦 ヌメ革はシミになってしまう可能性があるので、取り扱いは気をつけてください。

鈴木 今日はどうもありがとうございました。


■三浦由貴
株式会社GMT PR
1984年生まれ。
千葉市内にあったセレクトショップにてバイイングを経験し、2018年にGMT(トリッカーズやジャラン スリウァヤなどシューズのインポーター)が立ち上げたセレクトショップ「バーニッシュ」のバイヤー・プレスを経て同社のPRとして活動中。

■鈴木えみ
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。

■Lautashi
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」
2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com

■I to lautashi
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。
インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。
今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。
https://lautashi.official.ec

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