UDA × 鈴木えみ ライブ対談2020.5.5
2020年5月1日、鈴木えみが手掛けるアパレル ブランド「Lautashi(ラウタシー)」が、あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、という思いで会員制の有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」をローンチ。
5月5日にはメイキャップアーティストのUDA氏をインスタライブの初回ゲストに迎え、スキンケア方法や自分らしいメイクの見つけ方などについてトークした
鈴木えみ(以下、鈴木) Stay homeが始まってスキンケアもサボっちゃったら肌の調子が悪くなっちゃって、これじゃダメだなと思って毎日のスキンケアをしっかり戻すと良くなってきました。
——— UDA氏(以下、UDA) こういうことがある前はみんなそれぞれルーティーンやリズムがある中で生活していて、ピタッと止まった今、何が必要か見直すきっかけになったかなと。生活にこれがいる、これがいらないというのがわかってくる。スキンケアもメイクも同じで、こうしなくちゃいけないというのはなくて。
鈴木 私は、最近は汗ばむくらいの気温になってきたから、クリームじゃなくてジェルとか乳液にすると結構調子が良い。
——— UDA うん、意外とそういうのはシンプルが良かったりする。僕は昔から自分がやるスキンケアはめちゃくちゃシンプル。
鈴木 「化粧水のやり方が知りたい」とコメントが来てます。重ね方が知りたいのかな。
——— UDA 化粧水の種類にもよるけど、出来るだけさっぱりしたものを手に取ってつけるのが良い。手で自分の肌を労わると随分違う。ルーティーンになると手早く済ますようになっちゃうかと思うけど、このプロセスを大事にしてあげて、最低5回はつける。
鈴木 UDAさんってメイクする時、気持ちの部分を大事にされてますよね。季節だったり光だったり、そういうのを大事にしているなと感じます。メイクは多くの場合、単純にカバーしたい、目力を強くしたいということからすると思うけど、UDAさんの場合は違うなと感じていて。もっとマインド的なことから湧き出ているというか。
——— UDA その人が持っている目や鼻などの形の個性と内面の個性があると思うので、その両方が一致してその人のデザインにならないと心地よくないのかなと思うところがあって。特にえみちゃんや女優さんとかパーソナリティが前に出る人の時はそこを調整するし、ファッションの場合はそのイメージに対してパーソナリティにどうくっつけるかということをする。僕の場合はあまりその人の”形”には持っていかれない。
鈴木 どのプロセスから始めたら良いのかな?
——— UDA メイクに対してみんな一つの答えを求めすぎちゃう。会話もそうだけど、それが正解だなという答えだけにするとつまらなくなっちゃう。だから、いろんな可能性があるっていうことを思っていたほうが良くて、ちょっとズラしたこととかこれは通じないけどここだったらおもしろいという幅があって、メイクもその人の中の幅があってそこで探せば良いと思う。自分なりにトライしてみれば良いんですよ。
鈴木 自分の好きはどんどん深めていき、いろいろトライする!
——— UDA そう。似合わせ方は100人いたら100通りあるから、そこを気にする前にまずは自分の好きな色、可愛さや格好良さの感じをクリアにするのが大事。メイクの順番を変えるだけでもバランスが変わってくる。
ほら、みんな結構順番を変えたことがなかったとか、コメントが来てる。
鈴木 明日からみんなガラッと変えてみよう!
——— UDA 最近メイクしてないというコメントもあるけど、アイシャドウでもリップでも、一色で良いから好きな色や気になった色を決めて顔に入れるということをやってみるとおもしろいかもしれない。
鈴木 明日はとりあえず何かにトライする!自分が絶対と思っていたポイントを思い切ってやめてみよう。
——— UDA はい、メイクは落とせば良いので、失敗なんかないから。
■「UDA」
国内外のエディトリアルや広告キャンペーン、ショーなどで活躍するほか、舞台や映画のメイクも多数手がける。幅広い表現方法を持つ稀有なメイキャッパー。
■「鈴木えみ」
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。
■「Lautashi」
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」
2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
■「I to lautashi」
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。
インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。
今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。