ワークショップ第21弾「I to Lautashi × Tamitu」オンラインワークショップを開催

鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
8月26日(金)には、ワークショップ第21弾として、はちみつが持つ力を最大限に高め、多様なライフスタイルに寄り添うはちみつブランド「Tamitu(タミツ)」より、ハーバルハニーのミニボトル3点セットのギフトをご提供いただき、オンラインワークショップを開催。創業110年の老舗・水谷養蜂園の長女でTamituブランドディレクターの水谷優里さんにはちみつを暮らしに取り入れるヒントを教えていただきながらトークを繰り広げた。

鈴木えみ(以下、鈴木) 本日はTamituの水谷さんと一緒に表参道の複合ビルGYREの地下1階にあるTamituのカフェからお届けします。水谷さんよろしくお願いします。
——— Tamituブランドディレクター・水谷優里さん(以下、水谷) よろしくお願いします。私は養蜂園の娘として生まれ、自宅にはお砂糖がなくはちみつが当たり前にある生活をしていましたが、世の中に出ると生活にはちみつが全く溶け込んでいないことに衝撃を受け、もっと私たちに寄り添ったはちみつにできないかなというところからTamituを立ち上げました。

鈴木 すぐに研究ができる環境があったということですよね?
——— 水谷 水谷養蜂園は三重県の松阪市にあるのですが、自分たちのキッチンで研究をしました。

鈴木 そうなんですね。素晴らしい環境があるにもかかわらずですか?
——— 水谷 弊社は今年で110年を迎える養蜂園なのですが、そうなると「はちみつとはこういうものだ」という固定概念が生まれていて、そこを打ち崩さない限り今の人たちに受け入れてもらえる新しいものができないと思い、敢えて今まで作ってくださった人たちの力は借りずにやりました。

鈴木 そうだったんですね。はちみつはどんな時に摂るのがいいですか?
——— 水谷 日常的に摂っていただくのが1番いいと思います。はちみつの良いところは、単糖類であるということです。体に入れた時にこれ以上分解しなくていいので、体にスッと染み込み負担がないです。そして、甘味度がお砂糖の1.3倍で、砂糖大さじ3杯ははちみつ1杯にできるので、カロリーが低いというのも良いところです。

鈴木 Tamituは今3種類ありますが、おすすめの使い方を教えてください。
——— 水谷 それぞれ純粋はちみつが持っているテーマに合わせてハーブとスパイスを調合しています。
000は「美しさ」をテーマにしていて、ローズのはちみつに八角やクミンなどのスパイスを調合しています。赤ワイン系のお料理や、お肉、ミルク系のお料理と相性が良いです。角煮の最後の隠し味に入れるとすごくおいしくなります。
618は「プロテクト」をテーマにしていて、マヌカのはちみつにエルダーフラワーなどのハーブや生姜を調合しています。白ワインやお魚料理に入れたり、カルパッチョやメロンにかけると美味しいです。オリーブオイルとの相性もすごくいいので、塩、胡椒、レモンを入れるとフレッシュなヘルシードレッシングになります。
512は「癒し」をテーマにしていて、スペインのラベンダーのはちみつにカモミールや隠し味に檜が入っています。癒しの香りに特化して作ったものなので、寝る前にお湯割をしていただくのがおすすめです。あとは、加工肉やチーズにかけるのもおすすめです。

鈴木 私は512を炭酸割りにしてお風呂で飲んでいます。ハーブのいい香りがして、しあわせを感じます。秋冬に販売予定という新作もご紹介していただけますか?
——— 水谷 209「体にパワーを与える」をテーマにしていて、ロンガン(龍眼)のはちみつに、セントジョンズワートというハーブや唐辛子が入っていて、体をO Nにしてくれる調合にしています。炭酸水で割ってエナジードリンクとして飲んでいただきたいです。はちみつはすぐにエネルギーになってくれるので、脳にもすぐに栄養が行ってくれますし、ハーブが合わさると相乗効果でパワーを出してくれると思います。

★カフェメニュー実食
鈴木 今日は、実はカフェのメニューを用意していただいています。まずトーストをいただきます。
——— 水谷 今回はちみつは512をかけています。トーストは那須塩原にあるカネルブレッドのものを使っていて、バタークリームを乗せ、岩塩を少しふっています。

鈴木 いわゆるハニートーストを想像すると、全然違います。別格ですね。これ家で再現できたら最高ですね。
——— 水谷 Tamituのはちみつはサラッとしているので、トーストによく染み込んでいると思います。ここのメニューは家でも再現しやすいようにシンプルにしているので、トーストにTamituとバターをかけていただくと近い味になると思います。

鈴木 コーヒーもTamitu用にブレンドしてもらったものなんですよね?
——— 水谷 そうなんです。代官山と中目黒にあるカフェファソンさんにお願いをして、焙煎とブレンドをしてもらいました。

鈴木 甘いもの大好きという人は、Tamituのはちみつに切り替えていただき、体にやさしくしながら甘みを感じると良いかもしれませんね。カプセル状にしてギュッと使えるということができたらいいですよね?
——— 水谷 それを今、開発中なんです。みなさんの化粧ポーチの中にはちみつを入れてもらい、甘さが足りないという時に使ってもらえるようにするのが夢です。2023年中には作りたいです。

鈴木 それ、すごく欲しいです!楽しみにしています。今日はありがとうございました。

■Tamitu
2021年に誕生したはちみつブランド「Tamitu(タミツ)」は、厳選した純粋はちみつに数種類のハーブとスパイスを調合し、濃密に仕上げたまったく新しいHerbal honeyです。
時間がたつと固まる、また水に溶けにくいといった従来のはちみつが持つ性質が、現代人のライフスタイルとはちみつがすれ違う盲点であることに着目し、「固まらない」「溶けやすい」を実現した新しい可能性を秘めたはちみつをご提供しています。
Tamituを生み出した水谷養蜂園の創業は、1912年以来、一世紀以上をミツバチと共に純粋はちみつに向き合ってきました。より美味しく、より手軽に、より多くの人に。時代を越えて受け継がれてきた飽くなきはちみつへの想いが、多種多様なライフスタイルで生きる、現代のわたしたちに相応しいはちみつ「Tamitu」に息づいています。
https://tamitu.jp/

■水谷 優里
水谷養蜂園の長女として生を受ける。幼い頃よりバレエダンサーとして活躍し、ロシア・ドイツに留学した折、家庭の台所やカフェなど、日常生活のなかに当たり前にはちみつが存在していることに衝撃を受ける。水谷家では砂糖の代わりにはちみつを使うのは当たり前だったが、日本ではまだまだはちみつの魅力が知られていないことを改めて自覚し、帰国後使命感とともに水谷養蜂園に参画。語学能力を活かし海外事業に従事していたが、 現代にフィットするはちみつの姿を構想し、2021 年「Tamitu」を立ち上げる。

■鈴木えみ
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。

■Lautashi
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」 2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com/

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