ワークショップ第16弾「I to Lautashi × 福光屋」オンラインワークショップ vol.2を開催

鈴木えみがデザイナーを務めるアパレルブランド「Lautashi」とユーザーをつなぐ承認制有料コミュニティ「I to Lautashi(いとらうたし)」。
年末年始のオンラインワークショップは、石川県金沢市の創業397年の酒造メーカー「福光屋」との2ヶ月連続スペシャル企画を実施。1月は「スキンケアとヘルスビューティ」をテーマにギフトのご提供をいただき、14代目取締役の福光太一郎さんをゲストにお招きして開催した。

鈴木えみ(以下、鈴木) こんばんは。福光屋さんとのオンラインワークショップ第2弾です。前回は日本酒のお勉強でしたが、今回は福光屋が出しているドリンクとスキンケアについてお話を伺います。まずドリンクは、みなさんには ANP71(エーエヌピーナナジュウイチ)とVATEN(バテン)を送らせていただきましたが、どういう作用があるんですか?
——— 福光屋14代目取締役・福光太一郎さん(以下、福光) 甘酒は飲む点滴と言われていて栄養価がすごく高いです。江戸時代は夏バテ防止で飲まれていたという記述があります。栄養価が高い甘酒の栄養成分を凝縮したものが VATEN(バテン)です。少し甘く感じるかと思いますが、お米由来のブドウ糖なので体に非常によく、砂糖と違い代謝の時に体に負担になりません。

鈴木 元々私は初詣に行くと必ず甘酒を飲むくらい甘酒がすごく好きなので、 VATENの味は好きです。
——— 福光 人間の体の中には細胞が37兆個あり、そのうち赤血球が20兆個、残りの17兆個は私たちが日々体を動かすために働いています。1つの細胞の中には数百から数千のミトコンドリアがいて、エネルギーを作ってくれます。年齢を重ねるとミトコンドリアの数が減り、細胞が死んでいったり肌荒れや病気になったりするのですが、そのミトコンドリアを増やしてくれるのが VATENです。

鈴木 元気を保つだけでなく、増やしてくれるんですね?
——— 福光 金沢大学との研究で明らかになっているのですが、増やします。体質改善のためには、1日1本継続して飲んでいただくと良いです。個人差はありますが、お客様の声では10日〜2週間くらいで体が疲れにくくなったなどの変化を感じられたということです。

鈴木 飲むタイミングはいつがベストですか?
——— 福光 夕方や夜がいいです。糖分があるので、疲れた時や運動後が効果的です。割っても成分が変わらないので、冬はお湯割がおすすめです。

鈴木  ANP71は朝がおすすめですか?
——— 福光 こちらは甘酒を乳酸菌で発酵させている商品なのですが、乳酸菌は継続して毎日摂ることが大事です。何時でもいいのですが、なるべく胃に何も入っていない朝の方がより良いと思います。

〜ここでマル秘 乳酸菌とアレルギートーク〜

鈴木 続いてスキンケア商品FRENAVA(フレナバ)のお話をしましょうか。これはいつデビューしたんですか?
——— 福光 2021年の2月22日に発売したので、まもなく1年です。お米を発酵させるとアミノ酸がたくさん出て、そのアミノ酸がお肌に良いということがわかり、福光屋では20年くらい前からスキンケアを始めました。OEMで続けていたのですが、うちならではのスキンケアブランドも作っていきたいということでコスメキッチンさんと共同開発をしました。中身は福光屋が設計し、デザインやパッケージはコスメキッチンさんが手掛けています。香りのキーとなる成分はクロモジという木です。

鈴木 最近クロモジは大注目されていますよね。よく耳にします。
——— 福光 石川県の白山のクロモジを使っています。そこでは間伐材しか切らないようにGPSで管理をして山を守るようにしています。それを購入させていただき、売上の一部が山の保全に使われるというサステナブルな取り組みをしています。

鈴木 素敵ですね。福光屋さんのお酒も白山のお水を使っていますよね?
——— 福光 そうなんです。山が守られるということは、お酒に使う水にとっても良いことなので、まわっているなという感じです。

鈴木 すごく良いめぐりですね。では、製品の特徴を教えてください。
——— 福光 5アイテムあり、全てオーガニックで共通するキー成分は酒粕です。お酒を作るときに必ず生産される酒粕は栄養成分と美容成分を多く含むので有効活用したいと考えていたのですが、ネックはアルコールでした。パウダー化しても少し残ってしまっていたのですが、福光屋が世界初のノンアルコール酒粕パウダーを作れるようになったんです。

鈴木 世界初ですか!?すごいですね。
——— 福光 化粧品に安心して使えるようになったので、全てのアイテムに酒粕を使っています。クレンジングは朝洗顔にもおすすめです。酒粕は抗酸化力が高いので、酸化した皮脂を落とすのに良いです。ローションはクロモジの蒸留水をたっぷり使っています。香りはどうですか?

鈴木 香りは全部とっても良いです。植物を感じ深呼吸できる香りです。ローションはさらっとしてベタつかないのも良いですね。
——— 福光 夏場の使用やメンズにも良いと思います。続いてセラムは、シロキクラゲからとろみを付けています。よく伸びてしっかり保湿できます。クリームは11月に発売した新商品です。コスメキッチンさんはオープンしてから15年経ちますが、JOCA (日本ナチュラル・オーガニックコスメ協会)という厳しい規格で初めてクリームを作ることに成功しました。最後にオイルは酒粕から抽出したオイルをふんだんに入れています。ブースターにもなるので、洗顔直後の使用でもいいです。

鈴木 すごいですね。「世界初」や「コスメキッチンで初」というのは本当にすごいことですよね。
——— 福光 それだけお米の可能性があるということなんですよ。今はバームを開発中で、春くらいにはできる予定です。

鈴木 実は、Lautashiと福光屋さんとのプロジェクトも進行中です。
——— 福光 4月6日(水)から1週間、新宿伊勢丹地下2階のビューティアポセカリーフロアで福光屋がポップアップを開催します。その時にえみちゃんのLautashiとコラボして、お酒を持ち運ぶ用のエコバックを数量限定で作ります。Lautashiの残布を使って作るということで、エコな取り組みです。

鈴木 チャンスをいただきありがとうございます。みなさんにはどのときの布で作っているのかなと楽しんでいただけるかなと思います。作るのが大変だった思い入れのある生地なので、ぜひ見にきて欲しいです。
福光さんオンラインワークショップ全2回ありがとうございました。

■福光屋
寛永2年(1625年)に創業した、金沢で最も長い歴史をもつ酒蔵です。
純米の日本酒を中心に、近年では米発酵技術を応用した発酵スキンケアや発酵食品、発酵飲料の開発・販売も行っています。
www.fukumitsuya.com

■福光太一郎
1978年、福光屋14代目として石川県金沢市に生まれる。大学卒業後、ニューヨークへ。帰国後は東京にて不動産開発会社、アパレルメーカーを経て、2010年7月に株式会社福光屋へ入社。同年8月に取締役就任。2012年8月より現職。
https://www.instagram.com/taichiro_fukumitsu/?hl=ja

■鈴木えみ
1999年にモデルとしてデビュー。 2017A/Wに自身がデザイナーを務めるブランド「Lautashi(ラウタシー)」を発表。
2019年に開始されたアマゾンファッションの新サービス「The Drop」の企画では、アジア圏では初選抜され完売が続き話題となるなど、各方面でプロデュース能力が注目され、その活動は多岐に渡る。プライベートでは一児の母。

■Lautashi
2017年に鈴木えみが立ち上げたアパレルブランド。
コンセプトは、「求めるものは奥行きのある佇まいと存在感、 そして内面から湧き出るしなやかさ。 存分に力を発揮できるように、鎧となろう。」
2020プレフォールコレクションより、デザイナーが幼少期を過ごした90年代の上海での記憶をコレクションに反映。
https://lautashi.com

■I to lautashi
あなたと私とラウタシーで”いとらうたし”な日々を共に過ごしていけたら、そんな思いで会員制の有料コミュニティを2020年5月1日にローンチ。
インスピレーション源や洋服作りのプロセスなどのメイキングを共有しつつ、ファッションだけにとどまらず様々な有意義な情報をシェアしコミュニケーションを取り、カスタマーとの密な距離感を目指す。
今後も積極的にライブ対談やオンラインワークショップを実施し、表面的ではない豊かさを常に意識したコンテンツを提供する。 https://lautashi.official.ec

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